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ディスククリーンアップ編

 

Q.

ハードディスクの残り容量が少なくなってきました。 自分で判断できる、要らないファイルやプログラムは削除したのですが、その他にハードディスクの不要なファイルを自動的に削除する方法が有ると聞きました。 どのような方法があるのですか?

A.

不要なファイルには大きく分けてニ通り有ります。 一つはコンピューターの使用者自身が作ったファイルやインストールしたプログラムファイルで、もう使わないことがはっきりしているファイルです。 これは自分で判断して一つ一つ手動で削除(プログラムならアンインストール)する以外に手はありません。

もう一つは、コンピューターが使用者の意思とは別に、使い勝手を良くする為に自動的に作成するファイルです。 これらのファイルは、必要に応じて作成されるのですから不要とは言えないのかも知れません。 しかし、観点を変えて、少々の使い勝手の良さを捨てる覚悟さえすれば、それらを不要ファイルとして削除し、ハードディスクの空き容量を増やすことが出来ます。今回はご質問に対する答えとして、後者のコンピューターが作成する不要ファイルをWindows が持っているツールで自動的に削除する『ディスクのクリーンアップ』について述べます。

■ <削除できるファイルにはどんなファイルがあるの?>

不要なファイルとして溜まるのは、主に次の物があります。

  1. ダウンロードされたプログラムファイル(削除して問題なし)

    Webの特定のページを表示した時にインターネットから自動的にダウンロードされる、小さなプログラム(ActiveXコントロールや Javaアプレット)です。 これらを削除しても、次回にWebページを開いた時にそれらの小さなプログラムは再びダウンロードされますので問題ありません。 削除しても問題ない物が保存されている理由は、次回Webを開いた時に再ダウンロードされる時間が節約でき、Webページの表示時間が短くなるからです。

  2. Temporary Internet Files (削除して問題なし)

    インタネットエクスプローラーはWebページの表示を早くする目的で、一度表示したWebページの情報をハードディスクに保存します。 それらの保存されたファイルが、Temporary Internet Filesです。 よく利用するページ等は、このファイルによって表示が速くなり便利ですが、余り利用しないページは、保存しておく必要がありません。 基本的に全てのファイルを削除しても問題ありません。 よく利用するページは、削除後一回目の表示は遅くなりますが、その次からは元通りになります。

  3. ごみ箱 (削除して問題なし)

    一般的に、コンピューター上でファイルを削除しても、ファイルは『ごみ箱』と呼ばれる特殊なフォルダに確保され、ハードディスクからは完全に削除されません。 その為、必要なファイルを操作ミスなどでうっかり消してしまった場合でも、ごみ箱から復元できます。 通常、『ごみ箱』のファイルは削除して問題ありませんが、慎重を期すなら、確認後削除するのが良いでしょう。

  4. 一時ファイル (削除しても問題ない)

    Windowsのシステムやアプリケーションのプルグラムは、『TEMPフォルダ』に一時的に情報を保存します。 それらの情報は通常プログラムを終了する前に削除されますが、中には残る物もあります。 しかし、暫く使われていないものは削除しても問題ありません。 後ほど説明するディスククリーンアップツールでは、7日以上変更されていないファイルが削除されます。

  5. 一時オフラインファイル(削除して問題なし)

    最近使用されたネットワーク上のファイルが、使用しているコンピュータのハードディスクに自動的に保存された物です。 ネットワークが切断されても、使用しているファイルを継続して使えるようにする物です。 これらのファイルも、ネットワークが切断された直後でない限り、削除しても問題ありません。

  6. オフラインファイル (条件付きで削除しても問題なし)

    Windows2000/XPに備えられた機能に、オフライン機能があります。 ネットワーク上のファイルやフォルダをオフライン・ファイルとして指定すると、それらのコピーが使用しているコンピューターのハードディスクに作成され、ネットワークが切断された状況でも、そのコピーファイルを開き、編集することができます。 そして、次回ネットワークにコンピューターが接続されると、その編集個所が、ネットワーク上の元ファイルに自動的に反映(同期)されます。 その為、未だ同期していないオフラインファイルは削除できません。 削除する場合は、同期を行ってから行う必要があります。

  7. コンテンツインデックス作成ツールのカタログファイル (削除して問題なし)

    これは、Windows2000/XPの高速検索のために作成されるファイルの事ですが、前回の操作時に残ったファイルが存在します。 それらは不要で、削除しても問題ありません。

  8. 古いファイルの圧縮

    Windows は、一定期間(通常50日)以上使用していないファイルを圧縮する事が出来ます。 50日間以上使っていないからと言って不要であるとは限りませんので、それらのファイルを削除する事は出来ませんが、それらのファイルを圧縮して保存し、ハードディスクの未使用領域を増加させる事が出来ます。 つまり、不要ファイルを削除するのと同じ効果が得られます。


■ <その方法は?>

それでは、実際の削除の方法について述べます。 Windows に付随の、『ディスククリーンアップ・ツール』を使います。 その使用手順は次の通りです。

  1. デスクトップ画面(コンピューターを起動した時最初に現れる画面)にある『マイコンピューター』アイコンをマウス左クリック(またはダブルクリック)します。

  2. 不要なファイルを削除したいドライブ(例えば C:)をマウス右クリックします。

  3. 表示されるメニュー(ショートカットメニュー)の『プロパティ』を選択(マウス左クリック)します。

  4. ディスクのプロパティ画面が現れますので、その画面の上方に有る『全般』タブをマウス左クリックします。

  5. 右下の方に『ディスクのクリーンアップ』ボタンがあるので、それをマウス左クリックします。

  6. ディスククリーンアップ・ツールが起動され、削除できるファイルを調べ、その容量を算出する作業が始まります。 『(X:)に作成される空き領域を計算しています。』という画面が現れます。 通常は、ここで少し待ちますが、削除対象のファイルが少ない場合、すぐに(目に見えない場合がある)次の画面に移ります。

  7. 上記の作業が終了すると、削除できるファイルの種類とその容量を示した画面が現れます。

  8. その画面で削除するファイルのチェックボックスにチェックを入れ選択します。 通常『オフラインファイル』以外のファイル全てにチェックを入れても、重要なファイルが削除される事はありません。 『オフラインファイル』については、前述したように、同期を済ませ、同期していないファイルが無い状態で、チェックを入れるよう注意しましょう。 また、『古いファイルの圧縮』にチェックを入れると、作業時間が長くなりますので、お昼休みや夜中など、パソコンを使わないときに、ディスククリーンアップをするのが良いでしょう。

  9. 『OK』ボタンを押して、実行します。

以上で、不要なファイルの削除が自動的に行なわれます。 このディスククリーンアップは、『教えて!コンピューター』(メンテナンスの基本編で述べました、基本的なメンテナンスの一つです。 ハードディスクの空き容量が少なくなった場合に、それを増やす方法として有効ですが、デフラグやウィルスチェックの効果をあげるためにも、月に一度程度、定期的に行う事をお薦めします。

情報提供者: 塚本 隆志 (T&M) 2005年2月7日