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使用履歴の消去編

 

Q.

家族でコンピュータを共用しています。 ウェブページの閲覧の履歴や、ウェブ検索の履歴を消したいのですが、どうすればよいのでしょうか? マイクロソフトのインターネットエクスプローラーを使っています。

A.

個人のプライバシーを守ることは重要な事で、その漏洩問題が毎日のようにニュースで流れています。 例え家族であってもプライバシーの尊重は必要で、コンピュータの利用履歴を削除したいという話は良く聞きます。 コンピュータの利用履歴は、一人で一台のコンピュータを利用する環境では、非常に便利な物で、検索時に一度入力したキーワードや、最近使用したファイル、ウェブページの閲覧の履歴など全て記録されており、それらを短時間に探し出せるようになっています。 しかし、ご質問のように、一台のコンピュータを複数の人で使う場合、プライバシーを守る意味で、各種の利用履歴を削除したい場合があります。

プライバシーの保護の観点からすれば、通常は、一台のコンピュータに複数のユーザーアカウントを設定し、他の人は、パスワードを知らないと、そのアカウントに入れないようにする方法を取ります。 そのようにすれば、個人のコンピュータ利用履歴やデータは他人から見ることはできず、プライバシーは一応保護される事になります。 しかし、コンピュータを共用する人が家族等の場合、共用したいデータや利用記録などが多くあり、完全に個人別に隔離されると困る場合や、反対に、少しコンピュータに詳しい人には、隔離したいデータが簡単に見られてしまうなどの欠点もあり、通常家庭では、一つのユーザーアカウントを共用しているのが実態ではないでしょうか?

その事を前提に、過去の記録の消去法についてお答えします。 ただし、これから述べる方法は、それぞれの項目について、全ての過去の記録を消してしまいますので、自分だけの記録を消すような事は出来ませんのでご注意ください。

 コンピュータに自動的に記録される履歴とその消去方法

  1. ウェブページ閲覧記録
    ウェブページを閲覧(表示)すると、そのページのURL(Uniform Resource Locator:ウェブページのアドレス)が記録されます。 インターネットエクスプローラーの場合、アドレスバーの右横の▼ボタンを押すと、アドレスバーの下に、過去に閲覧したページが表示されます。 しかし、そこには全ての記録されたページが一度に現れるのではなく、アドレスバーに入力した文字がURLの頭にあるページだけが表示されます。 一種の過去に閲覧したウェブページの検索です。さて、その消去は次の手順で行います。
    • インターネットエクスプローラーを起動します。
    • ツールバー(画面の一番上側に有る)の『ツール』→『インターネットオプション』をマウス左クリックし、現れる画面で、『全般』タブをマウス左クリックします(通常、『全般』の画面が最初に現れます)。
    • 画面の右下の方に『履歴のクリア』ボタンがあるので、それをマウス左クリックします。
    • 削除の確認をする小さな画面が現れますので、『はい』をマウス左クリックします。
    • 『インターネットオプション』画面が最上面に現れますので、そこで『OK』ボタンをマウス左クリックして終了します。
    以上で、ウェブページの閲覧履歴を削除する事が出来ます。

  2. クッキー
    ウェブページを閲覧すると、その閲覧情報が、使用しているコンピュータに残される場合があります。 それらはクッキーと呼ばれ、閲覧したウェブページを管理している所が情報収集のために作成します。 クッキーという言葉は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? プライバシー問題でよく話題になります。 利用者の許可を得ないで、その閲覧情報を利用者のコンピュータに勝手に残し、再利用するからです。 このファイルは、開いても数字や記号の羅列で殆ど訳がわかりませんが、そのファイルを作ったウェブサイトの情報は分かりますので、どんなウェブページを閲覧したかは、この情報から推測できます。それらのクッキーの消去は次の手順で行います。
    • インターネットエクスプローラーを起動します。
    • ツールバー(画面の一番上側に有る)の『ツール』→『インターネットオプション』をマウス左クリックし、現れる画面で、『全般』タブをマウス左クリックします(通常、『全般』の画面が最初に現れます)。
    • 画面の中段に『インターネット一時ファイル』という欄が有りますので、その中の『クッキーの削除』ボタンをマウス左クリックします。
    • 『クッキーの削除』という小さな画面が現れますので、そこで『OK』ボタンをマウス左クリックします。
    • 『インターネットオプション』画面が最上面に現れますので、そこで『OK』ボタンをマウス左クリックして終了します。
    以上で、クッキーを全て削除できます。

  3. インターネット一時ファイル
    ウェブページを閲覧すると、そのページの内容が保存されます。 それは次に同じページを表示しようとした時に、素早く表示させるためです。 この情報が保存されているフォルダーを見れば、過去にどのようなページを表示させたかが、すぐに分かってしまいます。 また、そのデータは放って置くと直ぐに多くの記憶領域を使ってしまいますので、過去の閲覧履歴を消すだけでなく、常に使用できる記憶領域を最大限に保つためにも、これらのデータの削除は有効です。インターネット一時ファイルの削除は次の手順で行います。
    • インターネットエクスプローラーを起動します。
    • ツールバー(画面の一番上側に有る)の『ツール』→『インターネットオプション』をマウス左クリックし、現れる画面で、『全般』タブをマウス左クリックします(通常、『全般』の画面が最初に現れます)。
    • 画面の中段に『インターネット一時ファイル』という欄が有りますので、その中の『ファイルの削除』ボタンをマウス左クリックします。
    • 『ファイルの削除』画面が現れますので、『全てのオフラインコンテンツを削除する』にチェックを入れ(左側のチェックボックスをマウス左クリック)、『OK』ボタンをマウス左クリックします。
    • 『インターネットオプション』画面が最上面に現れますので、そこで『OK』ボタンをマウス左クリックして終了します。
    以上で、インターネット一時ファイルを削除できます。 多くの一時ファイルが残っている場合、その消去に数分かかることが有りますので、承知して置いてください。

  4. ウェブページ検索時のキーワードやある特定のウェブページに入る為のパスワード Googleなどで検索したキーワードや、パスワードを入力して入るウェブページ等のユーザーネーム、パスワードも、その為の設定をすれば、自動的に記録されます。 オンラインバンキング等のパスワード等も自動記録できますので、見方を変えれば危険な機能とも言えます。 記録を消去したい場合は次の手順で行えます。
    • インターネットエクスプローラーを起動します。
    • ツールバー(画面の一番上側に有る)の『ツール』→『インターネットオプション』をマウス左クリックし、現れる画面で、『コンテンツ』タブをマウス左クリックします。
    • 現れた画面の下段に『個人情報』という欄が有りますので、その中の『オートコンプリート』ボタンをマウス左クリックします。
    • 『オートコンプリートの設定』画面が現れますので、下段の『オートコンプリート履歴のクリア』ボタンと『パスワードのクリア』ボタンをそれぞれマウス左クリックします。 ここで、『パスワードのクリア』ボタンを押さなければ、検索画面のキーワードなど、パスワード以外の記録だけが消えます。 反対に、『パスワードのクリア』ボタンだけを押せば、記録されているパスワードだけを消去できます。

  5. 最近使ったファイルの履歴
    最近使ったファイルの履歴も、自動的に記録されます。 『スタート』→『最近使ったファイル』でそれらを見る事が出来ます。 つい最近保存したファイルの場所が分からなくなった場合に便利な機能ですが、他人に見られたくないことも有ります。 これも次の手順で削除できます。
    • 『スタート』→『設定』→『タスクバーと「スタート」メニュー』とマウス左クリックをします。
    • 『タスクバーとスタートメニューのプロパティ』という画面が表れますので、『詳細』タブをマウス左クリックします。
    • 現れた画面の上段にある『スタートメニューのカスタマイズ』の『クリア』ボタンをマウス左クリックします。
    • その画面の『OK』ボタンをマウス左クリックします。
    以上で、最近使ったファイルの履歴を消す事が出来ます。

  6. マイクロソフト オフィスのファイル使用履歴
    ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス等のマイクロソフトオフィス製品を起動し、ツールバーの『ファイル』をクリックすると、最近使用したファイル一覧が現れます。 これは最近使用したファイルをすぐに開きたい時に便利な機能ですが、これも次の手順で削除することができます。ワードを例にとって説明します。
    • ワードを起動します。
    • ツールバー(ワード画面の一番上側にある)の『ツール』→『オプション』→『全般』タブをマウス左クリックします。
    • 『最近使ったファイルの一覧』のチェックボックスが有りますので、マウス左クリックし、そのチェックを外します。
    • その画面の一番下の『OK』ボタンをマウス左クリックします。
    以上で、次回にワードを起動した時から、使用ファイル履歴が現れません。 また再度使用ファイル履歴を表示したい時は、上記のチェックボックスにチェックを入れると、新たに記録されていきます。


この他に、ファイル検索のキーワード、『ファイル名を指定して実行』の実行記録なども記録されていますが、それらの記録されているところは、レジストリ(参照:「コンピュータの復元:Windows98編」)といって、間違って変更するとコンピュータが起動しなくなる可能性のある場所に保存されています。 その変更も可能ですが、安全のため、ここでは紹介を控えます。

以上、コンピュータの使用履歴を削除する方法を紹介しましたが、これらの履歴は本来、コンピュータの操作をより簡便にするために用意されている便利な機能です。 それを活かしてコンピュータを使うことがベストですので、今回紹介した方法の使用は必要最小限にし、プライバシーの確保は、ユーザ個別のユーザアカウントを一台のPCに設定し、パスワードでそれぞれのユーザアカウントに入り、自分だけが使える領域で、コンピュータを存分に楽しまれることをお薦めします。

情報提供者: 塚本 隆志 (T&M) 2005年5月30日