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コンピューターの復元:Windows XP/Me編

 

Q.

WindowsXPには、システムの復元機能があると聞きました。 それはどのようなときに使うのか、そしてその使い方を教えてください。

A.

システムの復元については、以前『教えて!コンピューター』(コンピュータの復元:Windows98編)でも述べました。 参考にしてくだい。
要点は、何らかの原因でコンピュータの動作がおかしくなった時、以前の正常な状態にコンピュータのシステムを戻すことを、システムの復元といいます。 この場合、自分で作成したファイル等のデータは復元されませんのでご注意ください。

コンピュータはある日突然、おかしくなる事が有ります。 機械なら何でもそうですが、コンピュータの場合、ハードウェアとソフトウェアの双方が上手く動作して、目的の機能を果たしています。 それだけに、家電製品よりも故障の頻度が高くなっています。 訳もわからず突然、という頻度も当然高くなるわけです。 勿論、何らかの理由があるはずですから、それを探し出し、修理する事は可能です。 しかし、それに費やす時間がとてつもなく長くなる場合もありますので、『システムの復元』という機能を使って、とにかく正常に動いていた時の状態に戻すことが、短時間に問題を解決できる一つの手段です。 この機能は、誰にでも簡単に使えますので、専門家に修理を依頼する前に、一度試してみることをお薦めします。

 システムの復元手順

システムの復元機能は、WindowsXPだけの物ではありません。 WindowsMeもその機能を持っています。 その手順は、言葉の表現は少し違いますが、全く同じです。

  • WindowsXP、WindowsMe の復元手順
    1. 『スタート』→『すべてのプログラム』→『アクセサリー』→『システムツール』→『システムの復元』とそれぞれマウス左クリックします。
    2. 『システムの復元の開始』画面が現れますので、画面右側の『コンピュータを以前の状態に復元する』が選択されている事を確認します。 もし選択されていなければ、その文字の上をマウス左クリックし選択します。画面下の『次へ』ボタンをマウス左クリックします。
    3. 『復元ポイントの選択』画面が現れますので、左側のカレンダーから、コンピュータの調子がおかしくなる前の時点をマウス左クリックします。 復元可能な日付は、太字になっていますので、その中から選択します。画面右側に選択した日付での復元ポイントの種類が幾つかリストアップされる場合がありますが、その場合は『システムチェックポイント』の文字の上をマウス左クリックして選択します。
    4. 画面下の、『次へ』ボタンをマウス左クリックします。
    5. 『復元ポイントの選択の確認』画面が現れますので、記載事項を確認し、画面下の『次へ』ボタンをマウス左クリックします。
    6. コンピュータが自動的に再起動され、『復元は完了しました』画面が現れますので、画面下の『OK』ボタンをマウス左クリックして終了です。

     システムの復元における注意点

    システムを復元するときの注意点について述べます。
    1. システムの復元では、自分で作成したファイルや写真等の画像、電子メール、お気に入り、ウェブページ閲覧履歴、スタートアッププログラム等は復元されません。 それらのデータを変更せず、システムだけ元に戻す機能が『システムの復元』の良い所です。 もし上記のデータを元に戻したい時は、この機能は使えませんので注意してください。
    2. ノーマルモード(通常コンピュータを使用するモード)にならないトラブルも有りますが、その場合はセーフモードでコンピュータを起動し、システムの復元を行なうこともできます。 セーフモードでの起動の仕方は次のとおりです。
      • コンピュータの電源を入れて、Windowsの起動画面が表示される直前(メーカーのロゴなどが消える直前)に、 以下のキーを押し続け、または連打します。
        ・ WindowsMe → [Ctrl]
        ・ WindowsXP → [F8]
      • 起動メニュー画面が現れるので、キーボードの上下矢印キーを使って、『セーフモード』を選択し、『Enter』キーを押します。
    3. 復元時点から、現在までにインストールしたプログラムは全て再インストールする必要があります。 この観点から、復元ポイントは、正常に動作していた最新のポイントを選択することをお薦めします。
    4. Windowsのアップデート、ウィルス対策ソフトの定義ファイル等も復元されますので、復元後はもう一度、それぞれのアップデートをする必要が有ります。
    5. 復元したシステムでも、また違った問題が発生する場合が有ります。その場合は、行なった復元を無効にすることもできます。 その手順は上記の(2)で『以前の復元を取り消す』(WindowsXP)、または『最新の復元を復元前の状態に戻します』(WindowsMe)を選択し、実行すると復元前の状態に戻ります。
    6. ウィルスに感染したり、スパイウェアの被害に遭ったりした経験がある場合、システムの復元には注意が必要です。 復元しようとする時点でウィルスやスパイウェアが潜んでいた場合は、それが復活していしまいます。 ウィルスやスパイウェアの駆除の際は、復元ポイントの削除、即ち復元する為に保存されているデータの削除をしてから駆除するようにしてください。 復元ポイントの削除の方法はこの後に述べます。
     システムの復元機能の設定

    以上のように、システムの復元は、Windows のOS(オペレーションシステム:コンピュータの基本ソフト)のトラブルの時に大変有効です。 しかし、復元するポイントを自動的に作成するように設定しておかなければ、この機能は使えません。 次のようにして機能の設定します。

  • WindowsXPの場合
    1. 『スタート』→『コントロールパネル』→『システム』をマウス左クリックします。
    2. システムのプロパティ画面が現れますので、『システムの復元』タブをマウス左クリックします。
    3. 『システムの復元を無効にする』の左のチェックボックス (または 『すべてのドライブでシステムの復元を無効にする』のチェック ボックス)を確認します。 チェックが入っている場合は、そのチェックボックスをマウス左クリックし、チェックを外します。
    4. 画面下の『OK』ボタンをマウス左クリックします。
    以上で、『システムの復元』機能が有効になり、自動的に復元ポイントが作成されます。

  • WindowsMe の場合
    1. 『スタート』→『設定』→『コントロールパネル』をマウス左クリックし、現れた画面で、『システム』のアイコンをマウス左ダブルクリックします。
    2. 『システムのプロパティ』画面が現れますので、画面上方の『パーフォーマンス』タブをマウス左クリックします。
    3. 現れた画面の下部にある『詳細設定』欄の『ファイルシステム』ボタンをマウス左クリックします。
    4. 『ファイルシステムのプロパティ』画面が現れますので、画面上方の『トラブルシューティング』タブをマウス左クリックします。
    5. 現れた画面の一番下の『システムを復元しない』のチェックボックスを確認します。 チェックが入っている場合は、そのチェックボックスをマウス左クリックし、チェックを外します。
    6. 画面下の『OK』ボタンをマウス左クリックし、さらに『システムのプロパティ』の画面下の『OK』ボタンをマウス左クリックします。
    以上で、『システムの復元』機能が有効になり、自動的に復元ポイントが作成されます。

     システムの復元ポイントの削除

    ウィルスの駆除などの場合には、上述したように、復元ポイントを削除してから駆除します。 その削除は、上記の『システムの復元機能の設定』において、WindowsXPの場合は(3)、WindowsMeの場合は(5)で、それぞれのチェックボックスにチェックを入れる事により行なえます。 『システムの復元』機能を無効にすることで、過去の全ての復元ポイントが削除されます。 即ち復元の為に保存されているデータがすべて削除されます。

    以上、システムの復元についての説明とその方法について述べました。 新しいアプリケーションソフトウェアなどを新しくインストールした直後に、コンピュータの動作がおかしくなる事は少なからずあります。 その原因は他のソフトウェアとの整合性(相性)が悪い場合が殆どです。 新しいアプリケーションソフトを開発する場合は、その辺りの整合生を確認しながら開発するわけですが、過去に開発された全てのソフトについて確認することは不可能です。 その結果、確率は少ないですが、或るソフトの後に或るソフトをインストールするとおかしくなるという現象が起こります。 こんな時に、システムの復元機能は大きな力を発揮します。 このようなことが起こらないに越した事はありませんが、もしもの時は、一度試して見てください。
  • 情報提供者: 塚本 隆志 (T&M) 2005年6月27日