パワーサプライのサプライズ ~ パソコンの電源が入らない
「さぁ~て、メールでもチェックしよっかなぁ」っと、普段どおりパソコンのスイッチをオ~ン・・・・・ん?・・・・・ん??あれぇ、パソコンがウンともスンとも言わないぞぉ。
突然、パソコンの電源が入らなくなっちゃった。…なんて経験をしたことがある方も多いんじゃないでしょうか?
実は、つい先日も顧客の方が慌てて電話をしてきました。これ、問い合わせの中でも多いものの一つなんです。
この現象が起こるときは、比較的、落雷などで停電をした直後なんかが多いです。要するに、なんらかの原因で過電流が加わったため、パソコンの電源系統、つまり、電源ユニットに障害が起きた可能性が高いということです。もちろん、電源ユニットの寿命がやってきたって場合もありますよ。

例えば、パソコンを使っているときに、強風や落雷などで停電してしまったり、誤ってパソコンのコードに引っかかってしまってコードを抜いてしまったり、パワーサージバー(日本じゃ“タップ”とか言うんですよね、確か)に触れてスイッチを切ってしまったりして、急にパソコンの電源を落としてしまった後などに起きることが多いんです。
とりあえず、Don't Panic!!こんな時は慌てずに、次のことを確認してみましょう。ただし、これはパソコン側のチェックですので、電源コードの異常や壁のプラグが壊れていたり、ブレーカーが落ちていたりしていないと仮定しています。
まず、パソコンのスイッチをオンにしても、正面のパワーインディケーターランプ(通常は、緑か青のLED)が点かないときは、パソコン本体に電力が供給されていないと考えましょう。この場合は、電源ユニット(Power Supply Uint = 以下PSU)に不具合が生じているか、PSUの過電流保護回路が作動しているかのどちらかです。
通常のPSUには、過電流からパソコンを守るために、過電流保護回路ってのが付いています(安いPSUには、保護回路が付いていないこともありますよ。)ので、なんらかの原因でパソコンに過電流が加わりそうになると、この保護回路が働くようになっています。この保護回路が働いてパソコンの電源が入らなくなっている場合は、それを解除すれば再び電源が入るようになります。
っで、保護回路を解除するには、パソコンの電源ケーブルを抜いた状態でしばらく放置します。う~ん、そうですねぇ、10分程度でも良いんですが、確実に放電してもらうために、2~3時間は放置しましょうか。その後、電源ケーブルを差し戻し、スイッチを押してみてください。大抵の場合、これでオンになる筈です。もし、これを試してみても電源が入らない場合は、PSUが壊れちゃってると思いますので、PSUの交換が必要となります。
また、パソコンのスイッチを入れるとインディケーターランプは点灯するんだけど、ファンが一瞬回っただけだったり、ファンが回っている音はするけど起動しないし画面にもなにも表示されない状態の時は…。もちろん、この場合、PSU以外にもマザーボードなど故障として疑うべき箇所はいくつか考えられるんですが、もし、PSUが原因だとしたら、PSU自体がパソコンを動かすのに必要な電力を十分に供給できていない状態だと考えてください。つまり、PSUの力が衰えているということです。この場合も、PSUを新しいものに交換しなくては問題は解決しません。
パソコンを購入するとき、パーツの中で他のパーツよりもプロセッサ(CPU)にお金をかけるのは比較的当たり前なことなんですけど、それ以外にも、本来はメモリーとかPSUなんかにもお金をかけるべきなんですね。実は、メモリーとPSUも、結構、重要な部分なんです。
そう、例えば、お値段の安い出来合いのパソコンなどは、多にして、PSUとメモリがバルク品です。もっとも、この手のものは、マーザーボードもプロセッサもすべて安物の場合が多いですが…。それから、パーツに関しては、メーカー製のパソコンではBTO(Build to Order)でも購入しない限り、選択肢なんて考えられませんので、ここでは論外にします。
っで、これらがしっかりしたものでないと、パソコンは、突然、動作が安定しなくなったりすることがあります。PSUは、パソコンをちゃんと動かすための電力を供給しなくてはならないものなので、あまり安物ではきちんとしたお仕事をしてくれませんね。PSUがしっかりと電力を供給してくれないと、マザーボードやプロセッサ、ハードディスクやビデオカードなどが不具合をおこしてしまう原因になってしまうこともあるんです。
パソコンのエネルギー供給源は、しっかりしたものにしておきたいですね。
…っとはいえ、PSUだって機械物、壊れるときは壊れちゃうんですけどね。
2008年2月3日