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Vistaの日本語化、それとも日本語版化?

Vista Ultimate Extras Language Packについて

今回は、私たちのように海外で英語版のWindowsを日本語化して使用しているユーザーにちょっとした朗報があるのでお知らせしますね。

2007年1月にWindows Vistaの発売が開始されてからもう1年以上が経つので、Windows Vistaを使用しているユーザーも随分と増えたことと思います。

ところで、一般に市販されているWindows Vistaには4つのEdition(エディション)があるのはご存知ですか?(今回、ここではVistaの64ビット版と一般に市販されていない企業向けのVista Enterpriseは除いています。)
まず、必要最低限の機能だけにしぼったVista Home Basic、メディア機能などを備えた最もポピュラーなVista Home Premium、SOHOなど仕事向けのVista Business、そして、すべての機能を持つ最上位版のVista Ultimateの4つです。っで、ほとんどのユーザーが“Vistaといえばこれ!”ってな感じで使っているエディションがVista Home Premiumなんですね。

さて、これは、そのVistaの言語設定についてのお話なんですが…、残念ながら、その中でも最上位版のVista Ultimateエディション限定のお話しです。

実は、このVista Ultimateには、元々ある機能以外にもMicrosoftからオンラインでUltimateだけに提供されるサービスがいくつかあるんです。
それは、『Windows Vista Ultimate Extras』と呼ばれるサービスで、例えば、Ultimate専用の動くデスクトップ背景だったり、セキュリティーを使いやすくする機能だったり、ポーカーゲームだったり、システムサウンドだったりなんですが、もう一つちょっと優れもののサービスがあるんです。「Windows Vista Ultimate Language Pack(ランゲージパック)」というヤツなんですが、これが結構イケてます。現段階では、英語以外に34ヶ国語分が用意されているんですが、こいつの「Japanese」をインストールして有効にすると、なんと、英語版Vistaが日本語版Vistaみたいになっちゃうんです!だから、どちらかというと、“日本語化する”というよりも“日本語版にする”といった感じですかね。

もちろん、Windows 2000以降、Windows XPや他のエディションのVistaなどでも多国言語をサポートしているため、日本語化する際、わざわざ別途にIMEをダウンロードしなくても、すでにインストールされているIMEの設定さえきちんとしておけば、ちゃんと日本語の読み書きができるようにすることは可能でした。しかし、それでもデスクトップ、メニューやメニューバー、ヘルプなどの部分までは日本語化できませんでしたね。

ところが、このWindows Vista Ultimate ExtrasのLanguage Packにある「Japanese」を使用すると、これらもちゃんと日本語になるんです。っというのは、このランゲージパックではMUI(Multilingual User Interface)を使用しているため大部分のユーザーインターフェイスを翻訳して表示してくれるんですね。しかも、ユーザーアカウント毎に設定が可能なため、このアカウントは英語用、このアカウントは日本語用、はたまた、このアカウントはフランス語用などといった使い分けをすることもできちゃうんです。便利でしょ!!

インストールは簡単で、Windows Vista Ultimateがインストールされているコンピューターなら、Windows Updateを開くと『Windows Update with Windows Ultimate Extras』と表示されていて、その中のインストール可能なアップデートのところに利用可能なWindows Extrasも表示されているので、使いたい言語、つまり「Japanese」を選択すれば、あとはダウンロードしてインストールするまでをすべて自動でやってくれます。

インストールが完了したら、Control PannelのRegional and Language Options(クラシック表示の場合)へいって、Keyboard and LanguageのところにあるChoose a display Languageに「日本語」が追加されているので、日本語を選択してOKをクリックすると使用中のアカウントからの“Log off”を求められますから、一度ログオフしてから再びログインすると、じゃじゃぁ~ん!すべて日本語表示に変わっています。そう、たった今設定変更のために開いたControl Panelなんかも全部日本語表示になっています。っで、次にキーボードの設定に日本語入力システムを加えれば設定は完了です。

確か、Appleは以前からこんな感じの機能を提供していましたが、やはり、そこはWindows、それぞれの国のMicrosoft社の利益を考えたためなのか、それとも売れているだけに強気なのか…(ホントの理由は知りませんが)、ユーザーに必要に応じて各言語のバージョンのWindowsを購入させていましたよね。また、そのせいか、なかなかこのサービスを開始してくれませんでしたが、ようやくここへ来てVista Ultimateだけとはいえ、このサービスを開始してくれました。

でもなぁ~、Vista Ultimateは値段が高いからなぁ~。まっ、高い額払うから受けられるサービスなんだろうけど…。欲を言うと…、やっぱりWindows Vistaのすべてのエディションでこれと同じ機能を提供して欲しいですよねぇ。

2008年5月24日